{"created":"2023-05-15T12:05:42.412421+00:00","id":10404,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"39f70777-730d-475e-954d-dccccd868c21"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"10404","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"10404"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00010404","sets":["1515:1520:1521"]},"author_link":["90851","90852"],"item_26_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2013","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"92","bibliographicPageStart":"1","bibliographic_titles":[{}]}]},"item_26_date_6":{"attribute_name":"登録日","attribute_value_mlt":[{"subitem_date_issued_datetime":"2014-11-12"}]},"item_26_date_granted_32":{"attribute_name":"学位授与年月日","attribute_value_mlt":[{"subitem_dategranted":"2013-09-25"}]},"item_26_degree_grantor_31":{"attribute_name":"学位授与機関","attribute_value_mlt":[{"subitem_degreegrantor":[{"subitem_degreegrantor_name":"岩手大学"}],"subitem_degreegrantor_identifier":[{"subitem_degreegrantor_identifier_name":"11201","subitem_degreegrantor_identifier_scheme":"kakenhi"}]}]},"item_26_degree_name_28":{"attribute_name":"学位名","attribute_value_mlt":[{"subitem_degreename":"博士 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また,博物館でショーケースに入れられて展示されているような,手に触れることができない貴重な土器を,好きな角度から閲覧したり,専用の装置で接触したりすることが可能になる.3次元デジタルデータに対する従来の研究では,土器片の組み立ての補助を目的としているものが多く,欠落部補間を行う手法の研究は少ない.一般的に,欠落部の小さい土器を手作業で復元するには,欠落部の周辺形状を参考にして,滑らかに接続されるように欠落部を補間する.また,欠落部が大きな場合は,出土した土器の年代等による原型の統計情報に基づいて,土器の原型を予想し,欠落部を補間する.欠落補間を支援するため,人手で復元を行う場合の考え方を,3次元デジタルデータを用いた手法に置き換える場合,次の2つが課題となる.(1)欠落部が小さいときに,周辺の形状を用いて欠落部分を補間する形状を生成すること.(2)欠落部が大きいときに,形状の全体を予想して,補間する形状を生成すること.本研究では,これら2つの課題を解決した,新たな手法を提案する.課題(1)を解決するために,欠落部周辺の土器片から推定可能な,補間形状の生成方法を提案する.欠落部は,土器が断裂した断面で囲まれる部分で構成されるため,複雑な形状となる.そこで,本手法では,一般的なトリム曲面で欠落部を表現し,欠落部を覆う自由曲面を当てはめる.まず,トリム曲面の母曲面を推定するために,土器表面の文様と呼ばれる凹凸模様をノイズとみなし,球面形状を保つ凹凸除去手法を適用する.次に,母曲面の境界線を適切に決定するために,初期値に依存しない境界線を複数定義し,複数の境界線から,最適な境界線を選択する.また,口縁部などに欠落部が存在し,欠落領域が閉領域でない場合には,欠落部を閉領域とする仮想曲線を定義し,境界線を決定する.最後に,周辺部との接続性を高めるために,欠落部に隣接する土器片の表面データを利用して,トリム面の母曲面を欠落部の周辺部にフィッティングを行い,欠落部を覆うような曲面を当てはめる.課題(2)を解決するために,本研究では土器全体を回転体に近い周回する形状と仮定し,断面として,円および楕円の表現が可能な,2次曲面を用いた推定手法を提案する.2次曲面推定で用いられる手法の一つに,非線形の最小二乗法がある.非線形の最小二乗法は,局所的な探索手法のため,大きな誤差を含むデータでは,局所解が求まる可能性が高く,土器のように製造精度の低いものに適用することは困難である.そこで本手法では,2次曲面の当てはめに最小二乗法ではなく,代数的な解法を用いて,土器全体を複数の2次曲面で推定する.まず,2次曲面を推定するために,土器表面の文様と呼ばれる凹凸模様をノイズとみなし,課題(1)と同様に球面形状を保つ凹凸除去手法を適用する.また,土器全体を複数の2次曲面として定義するためには,土器のセグメンテーションが必要となる.そこで,セグメンテーションの基準線を決定するために,土器全体を一つの2次曲面と仮定して当てはめ,当てはめられた2次曲面の主軸を仮想主軸とする.次に,仮想主軸を法線とする,複数の平面を定義することで,土器を複数の部位にセグメンテーションする.セグメンテーションは,それぞれの区間が指定許容誤差以内で2次曲面を当てはめられるように設定をする.以上の2つの課題を解決することで,3次元デジタルデータに対し,土器の欠落部の補間形状の生成は可能である.3次元デジタルデータを利用した,欠落部の補間形状生成の有効性を検証するため,本手法を実際の土器から計測した,点群データに適用した.その結果,土器を復元するために,問題のない精度の補間形状の生成を確認し,手法の有効性を示した.","subitem_description_type":"Other"}]},"item_26_dissertation_number_33":{"attribute_name":"学位授与番号","attribute_value_mlt":[{"subitem_dissertationnumber":"甲第241号"}]},"item_26_full_name_3":{"attribute_name":"著者別名","attribute_value_mlt":[{"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"90852","nameIdentifierScheme":"WEKO"}],"names":[{"name":"KINOSHITA, 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