@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00010652, author = {佐々木, 全 and 加藤, 義男}, journal = {岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要, The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices}, month = {Feb}, note = {高機能広汎性発達障害を含む,いわゆる発達障害児者に対する教育や福祉の制度による支援は,充実・発展に向かいつつも,開発の途上にあると思われる.そこにインフォーマルな支援グループが力を発揮する余地がある.その活動の分野に関する一例として,放課後・休日活動の提供と支援があるだろう(佐々木,加藤 2007)1).さて,筆者らが 年以来取組んでいる「エブリ教室」は,高機能広汎性発達障害(知的障害のない自閉症,アスペルガー障害,特定不能の広汎性発達障害を包括する概念)のある小学生を対象とし,月一回第4土曜日に開催の取組みである.筆者らは,エブリ教室が参加児童にとっての豊かな休日活動となることをねがう.ここでいう豊かさとは,参加児童にとっての自己実現であり,自立的・主体的な活動の実現である.そのための一助として,エブリ教室では,単元化(一定期間一定内容の活動に取組む展開方法)を活動計画の基本とし,ねがいの実現状況と支援方法の関係性へ着目し活動の記録・評価を行っている.また,佐々木,加藤(2010)2)は,複数の支援方法が有機的・相補的に機能することを指摘した上で,ねがいの実現状況と支援方法の関係性の説明モデルとして,現実場面での多様かつ多重な因果関係を説明することを意図した「トータルな因果モデル」を提案している.これは,ICFの健康状態に関する構成要素間の相互作用を表した図を模したものであり,参加児童のねがいの実現と支援方法の機能の関係性を説明しようというものである.本稿では,エブリ教室の実践内容を報告,検討しつつ,「トータルな因果モデル」の活用を試み,検討する.}, pages = {191--205}, title = {高機能広汎性発達障害児に対する「エブリ教室」の教育実践に関する報告(第12報) : 単元「劇活動」における実践的検討}, volume = {9}, year = {2010} }