@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00010849, author = {塚野, 弘明}, journal = {岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要, The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices}, month = {Mar}, note = {平成26年度、全国の児童相談所における児童虐待相談対応件数が7万件を超えた。ここ数年は前年度比10%増、実数にして約7千件の増加が見られる。この統計は、児童相談所が何らかの対応を行った数字であり、潜在的にはこの統計を上回る虐待が潜んでいる可能性がある。また、虐待に至るほどではないにせよ家庭内の親子関係、人間関係が崩壊に瀕しているなど問題を抱えるケースは相当数に登っていると考えられる。スクールカウンセラーが扱う事例の中には、「同年配の子どもと仲良くできず友だちができない」など基本的人間関係に問題を示す子ども、「決まり事やルールに従うことができない」などの規範意識が持てない子ども、「いつもイライラしていて、一度切れると抑えがきかなくなる」などの感情のコントロールができない子ども、「自分に自信がなく、ちょっとしたことで傷ついてしまう」など自己否定的で自己肯定感の希薄な子どもが少なからず見受けられる。しかし、こうした子どもたちの生育歴、すなわち、どのような環境の下で幼少期を過ごしてきたのか、どのような親子関係の中で育ってきたのかについては、児童相談所などによって虐待が認知され、福祉施設に保護されているというような明確な経緯がある場合を除いては、はっきりしたことはわからないことが多い。こうしたケースをアセスメントしていく際に、どのような可能性を念頭において面談をすべきかは重要である。そこで本論では、子どもの心理的発達との関わりにおいてどのような病理が関わるかについて論じてみたい。}, pages = {441--450}, title = {乳幼児の心理的発達とトラウマ}, volume = {14}, year = {2015} }