@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00010864, author = {菊地, 洋一 and 高室, 敬 and 尾崎, 尚子 and 本宮, 勇希 and 近藤, 尚樹 and 村上, 祐}, journal = {岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要, The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices}, month = {Mar}, note = {平成20年版学習指導要領・理科は,小・中・高等学校を通じた内容の構造化と系統的な学習を重視している。物質学習分野では「粒子」がその柱に据えられ,「粒子概念」の取り扱いが系統的な学習を構築する際のポイントである。しかし同要領・小学校では粒子の取り扱いを具体的に明記していない。その一方,同要領は科学的思考力や表現力の育成を強調しており,要領解説の小学校・物質分野では物質の現象を図や絵を用いて表現させる指示が頻繁に出てくる。科学的に正しい表現には粒子概念が必要だが,同要領では粒子概念の導入を意図しているのか,あるいはそれ以外でどのような作図が想定されているのか,あいまいな状況である。小学校理科での粒子概念導入の可否や導入するとすればどのように取り扱うかは,これまでも理科教育における重要な論点であったが,現在はさらに教育現場において差し迫った重要課題となっている。  これまでに小学校段階における粒子概念に関わる調査研究や授業実践研究が報告されており,粒子概念導入の可能性や有用性が示唆されている。しかしこれらの授業実践研究は単独の場面を取り上げたものであり,系統的な学習のつながりの観点については,授業レベルでの具体的な研究はあまりされてこなかった。  山下と小野寺は,溶解現象について小学校5・6年の学習で一貫して粒子モデルを用いる授業研究を行い,その効果について報告している。今後このような系統的な視点からの授業実践や授業レベルでの具体的な提案についても盛んな研究が期待される。そこで本報では,小学校に粒子概念を導入・活用し系統的な物質学習を構想するための具体的な提案として,物質学習に関わる多様な単元の授業において,共通して活用できる新規学習シートの導入について提案する。}, pages = {33--43}, title = {小学校の物質学習を通して粒子概念を有効に活用するための新規学習シート「つぶつぶシート」の提案}, volume = {13}, year = {2014} }