{"created":"2023-05-15T12:06:06.477048+00:00","id":10883,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"c07c5c26-b21a-44c2-aa68-b4f1b6b57428"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"10883","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"10883"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00010883","sets":["1523:1528:1551:1562"]},"author_link":["87484","87483"],"item_41_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2014-03-31","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"263","bibliographicPageStart":"253","bibliographicVolumeNumber":"13","bibliographic_titles":[{"bibliographic_title":"岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要"},{"bibliographic_title":"The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational 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al.(1982)や山田(1991)は,ネガテイブ感情とエラー発生頻度との間に正の関連を見いだしている。また,澤(1997)は,感情が極端化することによって,ドライバーは危険な運転態度に陥り,それがある種の思い込みを生じさせたり,人間が持っている自動車の操作能力の限界を超えさせてしまうために交通事故が起こると指摘している。また,三隅・丸山・正田(1988)は,交通事故者の特徴を“情緒安定性”,“自己中心性”,“衝動性”という3つの特性で概ね整理できるとしている。さらに,松永(1985)は,強い焦燥的性格を持つ運転者には事故経験者の多いことを明らかにしている。これらの研究から,交通事故の発生と運転中におけるドライバーの感情とは密接に関連しているものと考えられる。従って,警察庁交通局(1992)の運転者教育の提言において述べられているように,交通事故の発生を減らすために,運転者教育の中で,運転時における心の抑制に関する教育訓練を積極的に行っていかなければならないと考えられる。そのためにも,運転中におけるドライバーの感情に焦点を当てた研究を行っていく必要があるが,そうした研究は極めて少ないのが現状である。そのような現状の中で,丸山(1995)は,交通事故を起こしやすい人の特性の1つとして,一時的な興奮が抑えられない衝動的な傾向である“かっとなる特性”を挙げている。\n そこで,本研究では,交通事故発生とも密接に関連していると考えられる運転中の怒り感情とその対処行動について分析することを通して,どうすれば運転中の怒り感情を減らし,交通事故を未然に防ぐことが出来るのか,検討することにした。","subitem_description_type":"Other"}]},"item_41_full_name_3":{"attribute_name":"著者別名","attribute_value_mlt":[{"nameIdentifiers":[{}],"names":[{"name":"FUJII, 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