@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00010892, author = {坂本, 有希 and 木村, 玲 and 菊地, 洋一}, journal = {岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要, The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices}, month = {Mar}, note = {2008年3月の中学校学習指導要領の改訂により,「化学変化と熱エネルギー」の学習は中学3年から中学2年に移行された。化学変化と熱エネルギーの関係については,化学カイロや中和,物質の水への溶解,アンモニアの発生実験などを行い,その化学変化による温度変化と熱エネルギーの出入りを関係付けて説明するのが一般的である。しかし,中学理科の教科書のように言葉や式による説明だけでは化学変化に伴う熱エネルギーについての本質的な理解は困難であり,結局あまり印象に残らない学習になる可能性がある。特に吸熱反応については,「熱をうばう」や「熱を吸収する」から温度が下がると説明されるが,理解に至っていないのが現状である。高校化学の教科書等のように反応物と生成物を並べて,化学変化はエネルギーの高い方から低い方へ進み,そのエネルギー差を外部に放出すると説明する方法もあるが,この方法では吸熱反応についての説明が難しい。エントロピーの要素をどのように扱うかは高校化学の指導でも以前から課題となっている点であろう。}, pages = {57--71}, title = {中学2年「化学変化と熱」の理解に関する実践的研究 : エネルギーモデルの活用を通して}, volume = {12}, year = {2013} }