@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00010931, author = {細川, 太輔 and 大河原, 清}, journal = {岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要, The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices}, month = {Mar}, note = {大河原・苅間澤(2011)は、『ジャックと豆の木』の冒頭部分を高校2年生に読んでもらい、その後、別バージョンの『ジャックと豆の木』を読ませたところ、読書への興味をもったという。本稿では、その活動が小学生にも適用できるのかを検証する。とりあげる童話『ジャックと豆の木』の表現には、分析的読みにふさわしい表現を含む教材であるので、小学生高学年であれば十分読めることが予想される。その結果、約76%の児童が、普通よりも興味を持ったと答え、読み比べの方法で読書への関心を高めることが分かった。さらにこうした方法の継続的希望については、約84%が「継続したい」と回答していた。また児童は疑問点を多数挙げることができ、児童であっても疑問をもつことができる教材であるといえるだろう。さらに疑問の解決でも小学生もきちんと取り組むことができた。高校生は21の解決を見つけたが、児童は28も解決していた。また小学生のみの解決も、ジャックの人物像に迫るものもあり、物語をよく読んでいることがうかがえた。児童の素朴な疑問が解決されたものもあるが、童話に夢中になって主体的に疑問を提起しているものもあった。このように同じ書名でバージョンの異なる2冊の本を読み比べることは、読書の範囲を広げ、意義や楽しさを実感させることにつながる。学習指導要領にもある通り、これから小学生の読書の方法としてとても価値のある方法であることがいえる。}, pages = {147--153}, title = {小学生段階の読書への興味 : 童話『ジャックと豆の木』の冒頭部分の読みを通して}, volume = {11}, year = {2012} }