@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00011059, author = {薮, 敏裕}, journal = {岩手大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要, The journal of the Center for Educational Research and Practices}, month = {Mar}, note = {大学の漢文学の講義において教えるべき内容は、漢字・漢語に関する知識から始まって中国思想史、中国文学史の知識に至るまで多岐にわたるが、なによりも原典を正しく読むための知識が最も重要であろう。そして、一般的には他の外国語を学ぶ場合と同様、口頭練習と文法翻訳法とを併用していくことが本筋であると思われる。しかし、現在の教員養成系学部では漢文学専門の教員養成は意図されておらず、国語教員養成の必要科目の一部として漢文学の講義が位置付けられているのが現状である。このため、古典中国語全般にわたる特別な訓練をしている余裕はなく、訓読によって原典を読んでいく方法をとらざるを得ない。近年、中国語文法研究の進展とともに古典中国語文法に関してもすぐれた成果があがる一方で、訓読による漢文読解法は必須科目として漢文の古典を大量に読んでいた時代の方法から一部の例外を除けば依然として脱却しきれておらず、現在では学習者に充分な成果をあげえないのが実情である。古典中国語文法研究の成果を吸収しつつ、学ぶものに最小の時間で最大の成果をあげ得る訓読法講義の体系をどのように構築していくかは重要な課題となっている。筆者は本年度始めに、現在の水準を示すと思われる太田辰夫博士の体系をもとに、上述の目的をもって訓読法の授業を行うためのテキストを試作し、本学の漢文学概論の授業で使用し、一応の成果をみた。本稿はこのテキストを若干修正し公表して大方の批判をあおごうとするものである。}, pages = {266--282}, title = {資料 漢文訓読法テキスト教材の開発}, volume = {3}, year = {1993} }