@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00011294, author = {中村, 好則}, journal = {岩手大学教育学部研究年報}, month = {Mar}, note = {中学校や高校の数学で扱われる問題の中でも,生徒が難しい,苦手だとしてあげれれるものの1つに動点問題がある。動点問題は,中学校では第2学年の「1次関数」,第3学年の「2次方程式」や「関数y=ax2」で扱われ,高校入試でもよく出題される。高校では数学Ⅰの「2次関数」,数学Ⅱの「図形と方程式」,数学Ⅲの「複素数平面」や「式と曲線」等で扱われ,大学入試にも出題される。各単元において,動点問題は学んだ数学的な事項(1次関数や2次関数,2次方程式等)を活用する問題として扱われている。しかし,これまでの指導では,例えば,中学校第2学年で扱われる「1次関数」での動点問題の指導は,①問題場面を理解し,それを図示する。②動点の位置によって場合分けをして,関数の式やグラフで表す。③問題の条件にあった解を求めるという問題解決過程で指導が行われる。しかし,問題場面の理解ができなかったり,場合分けが分からなかったり,関数関係を式化できなかったりと困難点は多い。そこで,本研究では,動点問題の問題解決過程における困難性(問題場面の理解,動点の位置による場合分け,関数関係の式化,条件にあった解の選定など)の改善を図るために,動点問題の指導にグラフ電卓を活用した視覚化と発展的指導を取り入れた指導を考察する(研究の目的)。そのために,第2章では,動点問題について,中学校と高校の教科書と高校入試や大学入試での出題された問題を検討し分類整理することで,本研究が対象とする動点問題を明らかにする。次に,動点問題の指導への活用の方向性(視覚化と発展的指導)を検討する。第4章では,前章までの検討結果をもとに動点問題のグラフ電卓を活用した視覚化と発展的指導の指導事例を提案する。これらを受けて,第5章では,動点問題のグラフ電卓を活用した視覚化と発展的指導の有効性を考察する。最後に,第6章で,本研究のまとめと今後の課題について述べる。}, pages = {119--138}, title = {動点問題のグラフ電卓を活用した視覚化と発展的指導の有効性に関する一考察}, volume = {74}, year = {2015} }