@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00011296, author = {照井, 沙友里 and 奥村, 大志 and 塚越, 英晴 and 梶原, 昌五 and 阿部, 周一}, journal = {岩手大学教育学部研究年報}, month = {Mar}, note = {アユ(Plecoglossus altivelis)はサケ科の魚類であり、秋から冬に川で孵化して海へ流下し、海で成長した稚アユが翌年4月~7月に川を遡上し成熟• 産卵するという淡水両側回遊型の生活史を送る(谷口• 池田, 2009)。アユは、特に河川において渓流釣りの対象種として大変需要があり全国的に最重要内水面漁業種である。同様に岩手県の内水面漁業においても最重要種であり、県内で昭和20年代から遊漁を主な目的とした種苗放流が行われてきた(煙山, 2007)。 近年では、県内の河川で計20 ~ 30トンのアユが4月上旬~8月上旬に放流されており、その内約9トンが北上川水系で放流されている。北上川水系のほとんどの支流では主に県内産の種苗のみを放流しているが,稗貫川および砂鉄川では県内産だけでなく県外産の種苗放流(稗貫川では静岡県産・徳島県産、砂鉄川では宮城県産・秋田県産)も行われている(千葉・煙山, 2007; 天下谷・大友, 2008; 石川・大友, 2009; 藤本・石川, 2010; 山ノ目・石川, 2011; 菊池, 2012). アユ産業には種苗放流が必須である一方で、生息地を無視した人為的な移植が繰り返されてきたことから、移植放流は人為的な分布域の拡大、過剰放流による天然魚の駆逐、遺伝子汚染等、生態的かく乱のリスクを伴うことが危惧されている(内田, 1997; 井口• 武島, 2006)。そのため、在来集団の遺伝的多様性の保全や資源の持続的利用を図る上で、在来集団と人工種苗集団の遺伝特性の把握は重要課題とされてきた。}, pages = {149--156}, title = {稗貫川遡上天然アユと同河川放流人工種苗の遺伝特性}, volume = {74}, year = {2015} }