@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00011301, author = {中村, 好則}, journal = {岩手大学教育学部研究年報}, month = {Mar}, note = {高校数学科では,平成24年度より新学習指導要領が先行実施された。高校数学科の目標では「数学的活動を通して,数学における基本的な概念や原理・法則の体系的な理解を深め,事象を数学的に考察し表現する能力を高め,創造性の基礎を培うとともに,数学のよさを認識し,それらを積極的に活用して数学的論拠に基づいて判断する態度を育てる」ことが述べられている(文部科学省2009,下線は筆者)。生徒が「数学のよさ」を認識できるよう指導することは,高校の数学指導においても達成されなければならない重要な目標の1つである。しかし,高校の数学の授業は,教師が一方的に問題の解法を説明し,その解法が適用できるように多くの演習問題を解くという形式の授業になりがちで(高等学校数学教育研究会編2011),生徒が「数学のよさ」を認識することよりも正確に速く解法できるようになることに指導の重点がおかれ,その目標を達成することはそう容易なことではない。  そこで,本研究では,「数学のよさ」を認識するための題材として,中学校第3学年から学習する放物線を取り上げ,グラフ電卓を活用した指導展開例を提案し,それらの展開過程の分析を通して,高校における「数学のよさ」を認識するための指導の在り方を考察する(研究の目的)。そのために,まず「数学のよさ」(第2章)と放物線の指導(第3章)について,文献や先行研究,中学校及び高校の教科書等を調査する。次に,それらをもとに,1)放物線の定義,2)パラボラアンテナの原理,3)放物線の性質の3つの題材で,グラフ電卓を活用した指導展開例を提案し(第4章),それらの展開過程の分析を通して,生徒が「数学のよさ」を認識するための指導の在り方を考察する(第5章)。最後に,研究のまとめと今後の課題について述べる(第6章)。}, pages = {57--74}, title = {高校における「数学のよさ」を認識するための指導 : グラフ電卓を活用した放物線の探究}, volume = {73}, year = {2014} }