@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00011304, author = {小原, 翔太 and 内山, 三郎}, journal = {岩手大学教育学部研究年報}, month = {Mar}, note = {入浴は単に体の汚れを落とし清潔に保つことばかりが目的ではなく、体を温めて血液循環を増進させる、発汗を促す、エネルギー代謝を高める等の効果が知られている。また、微温浴では副交感神経系が優位となって鎮静効果が得られ、高温浴では交感神経を興奮させて気分を高揚させる効果が得られる。温泉入浴はストレスを解消してリラックスさせる効果があるとされるが、これは入浴による効果の上に、温泉水に含まれる様々な温泉成分の影響、温泉の臭いや色あるいは温泉地帯の景観による癒し効果等の相乗効巣が考えられる。 種々の外部刺激が負担として働いて心身に様々な変化が起こる場合をストレスといい、ストレスを受けたときに変化が見られる生理・生化学的要因はストレスマーカーと呼ばれている。唾液中のアミラーゼ活性は生化学的ストレスマーカーのーつとして知られており、一般にストレスのない平常時には活性が低く、ストレスに応答して活性が上昇することが知られている。近年、小型で携帯も容易な唾液アミラーゼ活性の測定装置(唾液アミラーゼモニター)が開発され、使い捨てチップによる少量の唾液採取により、現場において短時間(約1 分)で測定が可能になっている。睡液アミラーゼ以外にもアドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾール、クロモグラニンA等がストレスマーカーとして知られているが、血液や唾液の採取およびその後の測定方法において唾液アミラーゼモニターを用いた方法ほど簡便ではない。 本研究は、この唾液アミラーゼ活性測定装置(唾液アミラーゼモニター)を用いることにより、現場にて温泉入浴前後のストレス反応について調査し、解析したものである。また、喫煙者における温泉入浴前後の唾披アミラーゼ応答についても、予備的調査を行ったので併せて考察する。}, pages = {11--17}, title = {温泉入浴における唾液アミラーゼ活性の応答および喫煙の影響の予備的調査}, volume = {72}, year = {2013} }