@misc{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00012523, author = {和賀, 千裕}, month = {}, note = {日常生活の大半を友人と過ごし,学校生活を楽しく送るための要因として友人関係が非常に重要視されやすい(古市・玉木,1994)青年期は,理想の友人との付き合い方や現実の友人との付き合い方を意識しやすい時期である。学校生活において教室に居づらく保健室登校をしている生徒の理由としては友人関係の問題が73.5%と非常に大きな位置を占めている(神保・須々木・中島・吉川,1996)。また,高井(2008)が,青年期の人間関係の悩みを自由回答で調査しているが,恋愛関係と同じくらい友人関係で悩んでいるものが多く,特に女子では友人関係の悩みを抱えているものが一番割合的に多くなっていた。このように,友人との良好な関係を築くことは青年期の重要なテーマといえる。友人関係において多くの者は出来ることならば,相手と何でも分かり合いたい,相手に自分の思ったことを言いたい,と望むだろう。落合・佐藤(1996)は,特に女子の場合同性の友人と理解しあい,共感し共鳴し合うといった関係を望んでいると推察している。しかし,実際は自分の思い描く友人との付き合い方が出来ず,実際に自分が認識している付き合い方との差異を感じることが多い。友人関係においてのみならず,理想と現実の差異の大きさや,またその差異をどの程度重くとらえるのかというのには個人差がある。そこで,本研究では友人関係における理想と現実の差異を中心に研究を進めていく。友人関係における理想と現実の差異の大きさについて,研究1ではInternal Working Model(以下IWM)と関連させて検討する。さらに,友人関係における理想と現実の差異の感じ方を研究2では,信頼感,自己意識特性,と関連させて検討する。そのために,研究1・2のそれぞれにおいて,IWM,基本的信頼感,自己意識特性が理想と現実の友人関係に与える影響を検討し,その後それぞれの特性が友人関係の理想と現実の差異にどれほど影響を与えているのかを検証していく。}, title = {大学生における友人関係の理想と現実の差異に関する研究}, year = {2010} }