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小学校家庭科における被服製作技術の育成―「ボタンつけ」、「返し縫い」に着目して―
https://iwate-u.repo.nii.ac.jp/records/12660
https://iwate-u.repo.nii.ac.jp/records/1266013c1a0e8-3bc6-4155-b8ee-fb0ecf32255a
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||||
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公開日 | 2014-04-14 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 小学校家庭科における被服製作技術の育成―「ボタンつけ」、「返し縫い」に着目して― | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | journal article | |||||||
著者 |
渡瀬, 典子
× 渡瀬, 典子
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著者別名 | ||||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||||
識別子 | 70379 | |||||||
姓名 | WATASE, Noriko | |||||||
著者(機関) | ||||||||
値 | 岩手大学教育学部 | |||||||
登録日 | ||||||||
日付 | 2014-04-14 | |||||||
書誌情報 |
東北家庭科教育研究 巻 9, p. 17-25, 発行日 2010-07-01 |
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ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 1347-331X | |||||||
Abstract | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 2007 (平成19)年,国立教育政策研究所は「特定の課題に関する調査(技術・家庭)」の中で基礎・基本となる技能の実現状況等について実態調査を実施した。この中で,「衣服の補修・製作の基本的な技能」において,中学校で学習する「まつり縫い」ができた生徒が約半数程度だったことから,「基礎的な技能の習得とともに,実生活で必要な補修の場面に応じた対応を考えさせる指導の工夫」が提言された。これまで,「まつり縫い」はもとより,ボタンつけや玉結び,玉どめなど,小学校で学習する内容の技術・技能の定着について,様々な成果と課題が指摘されてきた。 約30年前に実施された児童の「作業能力の発達」に関する調査によれば,「ひもを結んだりほどいたりできる」,「ガスや電気こんろを使ってお湯をわかせる」等の項目は学年進行に伴い「できる」割合が徐々に高まるが,「ボタンつけができる」は,5年生男子で急激に「できる」割合が高まった,という。 この調査のまとめでは,「5学年の家庭科学習においてボタンつけは,衣服の着方と整え方に関連した基礎技能として学習するものであるが,必要感をもって意欲的に学習する,仕上がりに対するよろこび・満足感が大きい,などのためか6年以降においてもかなりのレベルでその能力を保持している」と家庭科学習の効果を評価していた。 1989年に小学生と大学生を対象に実施された「名前の縫いとり」や「ボタンつけ(4つの穴)」の実技調査では,小学生,大学生共に実際はできるのに「できない」と過小評価する傾向が報告されたが,その一方で,「半返し縫い」の技能定着に関する大学生対象の別の調査では,作業前の自己評価では93.7%が「できる」と回答していたのに,実際にできたのは49.5%だったという結果もあり,被験者が「返し縫い」の仕方を認識していなかったことが推察される。高校生を対象にした調査では,「ボタンつけ」や「返し縫い」をはじめとする被服の補修にかかわる技術について「必要」と認識する半面,「家で補修等を自分でしないこともあり,その技術には相対的に自信がない」とまとめられている。 以上のことから,被服製作実習で培われる技術は生活を営むうえで“ある程度必要"と人々に認識されつつも,日常的にその技術を活用していないために,技能として各自に内面化されていない傾向にあることが推測される。また,生活様式・価値観の変化で,被服製作技術の必要性の捉え,求める技術の質も多様化している。 そこで本研究は,小学校から高等学校までをつなぐ被服製作技術の基盤である小学校家庭科の学習内容に注目した。この中で本稿は「ボタンつけ,返し縫い」の内容の扱いの変遷を概観し,これらの技術について,どのような点が児童にとって定着しにくいかを明らかにする。はじめに,「ボタンつけ,返し縫い」の内容が学習指導要領の中でどのように扱われてきたかについて言及する。 |
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出版者 | ||||||||
出版者 | 日本家庭科教育学会東北地区会 | |||||||
その他のタイトル | ||||||||
その他のタイトル | Developing Sewing Skills of Elementary School Students in Home Economics Education :Focus on "Sewing Buttons" and "Backstitch" | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |