@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00012693, author = {玉澤, 友基}, journal = {岩大語文}, month = {Jul}, note = {原敬の書については、本誌第二号で主として書簡について取り上げ、書表現としての特徴と卓越性について述べた。しかしその後も、管見の範囲では原の書に対する書の専門家の論評は見当たらない。骨董の世界でも、同時代の人々と比べてそれ程高価ではなく、評価は決して高いとは言えない。原の筆跡は書簡を始め、日記やメモ類、原稿、句帖、書作品等夥しい数にのぼる。しかし、書作品で通常実見できるものは原敬記念館等で数点に限られる。出版物でも没後間もなく刊行されたものに掲載されているものが多く、近年は目にすることは少ない。全貌はなかなか把握しがたい。筆者も何度か実見したが、贋作が多く、作品の所有者の中には贋作を真筆と信じ込んでいる場合も見られ、その書について十分な理解には到っていないのが現状のようである。本稿では、過去の出版物等に図版が掲載されているものを中心にリストアップして整理を行った。その結果、八十一点を確認した。さらに、原敬の書作品の製作年代、書としての特徴について考察し、また、原敬記念館所蔵の作品を中心に八点を取り上げ分析を行い、書作品として優れていることを述べた。}, pages = {9--22}, title = {原敬の書(2) : 書作品について}, volume = {12}, year = {2007} }