@techreport{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00012981, author = {高橋, 宏一}, month = {Jan}, note = {平成元年度教育研究学内特別経費研究報告, 日本水産業は、昭和40年代後半から50年代前半にかけてのオイルショックや200カイリの影響により、大きな転換を余儀なくされ、遠洋漁業は衰過し、これにかわって沖合漁業が成長をとげている。このような水産業の供給構造の変化、さらには水産物の需要構造の変化を背景に、当然ながら水産物の流通構造も大きく変化している。こうした需給構造の変化および流通構造の変化については、長谷川・廣吉(1988)にまとめられているのでここでは繰り返さないことにするが、流通構造の変化についてのみ簡単に紹介しておく。 ①伝統的に水産物は、産地市場→消費地市場という2段階の卸売市場流通が基本であったが、1970年代に入って市場外流通が台頭した。このため、自然的生鮮品生産の特性を背景とした卸売市場機構基軸流通から、規格・定型・定価品的、耐久的消費財化への商品特性変化を媒介として、広域軌全国的スケールでの市場外流通が急速に進展した。 ② 消費地卸売市場では、産地市場以外の大手水産・商社・場外問屋からの集荷が多くなり、集荷形態は委託から買付へ、販売形態はセリ・入札から相対取引へと変化した。 ③ 産地卸売市場では、200カイリ以後主要漁港の水場量は著しく減少し、かつ産地での魚価も低下したため、6大都市消費地への出荷条件が低下した。このため産地卸売市場では機能類型別編成替えが進行している。}, title = {水産物流通の地域構造の変化(昭和48年~62年)}, year = {1990} }