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頭部外傷患者の認知リハビリテーション : 見当識への働きかけを中心にした効果
https://doi.org/10.15113/00013008
https://doi.org/10.15113/0001300833891b9c-2fd3-43e0-85dc-e7d16712afdf
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2015-10-26 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 頭部外傷患者の認知リハビリテーション : 見当識への働きかけを中心にした効果 | |||||||
著者 |
中谷, 敬明
× 中谷, 敬明
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著者(その他) |
現代行動科学会誌編集委員会
× 現代行動科学会誌編集委員会
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著者(機関) | ||||||||
東八幡平病院臨床心理科 | ||||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 頭部外傷患者 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 認知障害 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 認知リハビリテーション | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | RO | |||||||
Abstract | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 転落、交通事故等によって受ける頭部外傷はその受傷メカニズムから広範で複数個所の病巣を持ちやすく、比較的限局した病巣をもつ脳卒中とは病態が異なる(安藤ら,1982)。このため、身体障害と同時に認知障害や行動障害も含めた広範囲なリハビリテーションが必要といわれ、その中でも、認知障害に対するリハビリテーション(認知リハビリテーション、以下、認知リハ)が重要視されてきている(阿部,1995;堂免ら,1993)。これは歩行など日常生活動作(以下、ADL)がほぼ実用的な能力まで回復しても、認知障害や行動障害が自立した生活を送る上での大きな阻害となってくるためである。 ところで、“認知”や“認知障害”の定義には諸説あるが、頭部外傷患者への認知リハプログラムを先駆的に実践したひとりである Prigatano (1986)は、認知を“問題解決のために脳が情報を処理、貯蔵、検索、操作するための基本的能力”と定義し、認知障害を①注意と集中力の障害、②目的志向的活動の指導と計画の障害、③知覚と判断の障害、④学習と記憶の障害、⑤情報処理速度の障害、⑥コミュニケーション障害に分類した。そして、認知リハを歴史的に概観する中で、 Goldstein や Zangwill、Luria、Prigatano 自身の研究を踏まえ、その目的と効果を積極的に評価している。彼によれば、認知リハは①一般的な混乱を低減し、②残された能力に気付かせ、③障害を最小化/克服するように心理学的機能を再構成する補償行動の学習を促し、④日常的な対人場面で生じる認知/パーソナリティ上の問題を適切に処理することを目的としている。その具体策として障害の補償、問題解決の代理法の利用、機能障害への直接的訓練をあげている。また、本田ら(1992)は全般的刺激、機能回復訓練、適応訓練、代償方略をあげ、Reality Orientation Training (以下、RO)、注意力訓練、記憶訓練などの手続きを紹介している。しかしながら、認知障害の明確な分類や一部の評価法が確立されていないという指摘(万歳,1995)もあり、認知リハの効果は現在も様々に検討されている状況といえる。 筆者はこれまで重度の見当識障害を示す慢性期の頭部外傷患者に種々の認知リハを行ない、見当識やADLの改善を得ている(中谷ら,1992)。これらの患者への認知リハには上述のRO、注意力訓練、記憶訓練などを積極的に用いてきた。ROは痴呆患者を対象に Folsom が開発した技法であるが、近年、頭部外傷患者にも用いられている(Holden,1982;本田ら,1992)。本論文ではROを積極的に利用した事例を報告し、認知リハの効果を検討するとともに、頭部外傷患者へのROの有効性を考察することを目的とする。 |
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出版者 | ||||||||
出版者 | 現代行動科学会 | |||||||
登録日 | ||||||||
日付 | 2015-10-26 | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.15113/00013008 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
NCID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AA11844564 | |||||||
書誌情報 |
現代行動科学会誌 巻 13, p. 1-6, 発行日 1997-09-20 |
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ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 13418599 |