@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00013027, author = {現代行動科学会誌編集委員会 and 山口, 浩}, journal = {現代行動科学会誌}, month = {Oct}, note = {近年、音楽の心身に及ぼす影響や音楽療法の効果が注目されている。筒井(1994)によると音楽療法は大別して音楽を聴くという「受容的(あるいは受動的)療法」と音楽を演奏するという「能動的療法」があり、後者にはすでにできあがっている音楽を歌ったり演奏したりする「再現的」なものと、即興的にその場で作っていく「生産的」なものがあるとしている。これらの音楽療法は当初主に精神科領域や障害児教育の領域で行われたが、その後、心療内科領域、老年医学領域、末期医療領域、人工透析、成分献血、外科領域、歯科領域、産科領域など広い範囲での応用が図られている(田中、1994)。それぞれの領域によって使用される音楽療法は少しずつ手法が異なっているが、主に心療内科領域では心身症や神経症の治療に受容的音楽療法が使われている。筒井(1994)によれば、症例報告として、ボディソニックを使用し音楽を聞かせることで、鬱状態の改善がはかられた例、過食症患者の過食衝動コントロールに有効だった例、不登校生徒の心因性頭痛の改善に有効だった例、頭頸部の不定愁訴の改善例、過敏性症候群の改善例などが紹介されている。しかし、心療内科領域での受容的音楽療法がどうして症状改善に有効なのであろうか。筒井(1994)によれば、「音楽聴取が症状改善の直接要因として機能すると理論的に結びつけられるわけではなく、本来の言語的精神療法をより円滑に行っていくための補助的手段、あるいは昇華のメカニズムによる適当なストレス発散を行う、セルフコントロール法として異議がある」としている。すなわち、音楽聴取は心理的機能を通して心身に影響を及ぼし、特に後者のいわゆる「ストレス発散」という観点からすれば、心身へのリラクセーション効果が注目されよう。}, pages = {1--12}, title = {寒冷昇圧刺激下で体感音響装置の心身に及ぼす効果の検討}, volume = {17}, year = {2001} }