@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00013048, author = {現代行動科学会誌編集委員会 and 宮澤, 志保 and 秋元, 頼孝}, journal = {現代行動科学会誌}, month = {Oct}, note = {情動を引き起こす視覚刺激の影響について、先行研究では、いくつかのパラダイムを用いた検討が行われている。プローブ検出課題を使用した先行研究(Miyazawa and Iwasaki, 2009)では、情動刺激(特にネガティブな情動刺激)がニュートラルな刺激と比較して、視覚的注意を捕捉することが報告されている。また、Attentional Blink 課題を用いた先行研究では、課題無関連に情動刺激を提示した手続きでは、情動刺激は、ニュートラルな刺激と比較して、ターゲット刺激の処理へ及ぼす干渉が大きいことが報告されている(Olivers and Nieuwenhuis, 2006)。  本研究では、刺激が繰り返して提示される場合、2つ目の刺激を見落としてしまう現象である、レピティション・ブラインドネス(以下RB)において、情動刺激の提示が及ぼす影響について検討を行う。  RBと同様に、継時的に提示されるディストラクタの中からターゲットを検出する課題である Attentional Blink 課題では、中立表情と比較して、ポジティブな刺激(笑い顔)の効果が報告されている(Mack, Pappas, Silverman, and Gay, 2002; Miyazawa and Iwasaki, in press)。これについては、笑い顔の持つ、meaning(Mack et al., 2002)や知覚的顕著さ(perceptual saliency)(Miyazawa and Iwasaki, in press)が影響する可能性が示唆されているが、RBにおいて、AB課題で示された、情動刺激の持つ特性が課題成績に影響を及ぼすのかについては報告が少ない。  そこで、本研究では、情動刺激として表情を使用し、RBへターゲットの情動価が及ぼす影響について検討を行う。また、風景写真をターゲットとした条件も設定し、ディストラクタとしての表情の効果についても検討を行う。また、顔刺激の特異性(Lavie, Ro, & Russell, 2003)がRBに影響するのかについても検討を行う。}, pages = {11--16}, title = {レピティション・ブラインドネスに及ぼす顔刺激の効果}, volume = {26}, year = {2010} }