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近代知識人の天皇観 : 福沢諭吉と植木枝盛
https://doi.org/10.15113/00013082
https://doi.org/10.15113/00013082b68bd440-574d-4716-9378-bd7564ef4fe9
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2008-09-30 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 近代知識人の天皇観 : 福沢諭吉と植木枝盛 | |||||||
著者 |
李, 王燕
× 李, 王燕
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著者別名 | ||||||||
姓名 | Li, Yuen | |||||||
著者(機関) | ||||||||
岩手大学大学院人文社会科学研究科 | ||||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 至尊 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 至強 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 国体 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 政統 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 思想論から無神論 | |||||||
キーワード | ||||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | キリスト教 | |||||||
Abstract | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 日本の天皇とは何か。どうして日本で天皇家が今まで続いてきたのか。このことを考えるに際し、直接天皇家にその理由を求めるより、むしろ日本人の中で天皇はどういう存在なのか、日本人が捉えた天皇のあるべき姿はどのようなものであるかを解明するほうが、天皇家が時代を超えて続いてきた理由がより明確に分かってくるのではないかと考えた。そこで本稿ではまずは明治の啓蒙思想家である福沢諭吉(1834-1901)と自由民権運動の理論家かつ実践家である植木枝盛(1857-1892)の天皇観について考察したい。 福沢諭吉と植木枝盛を選んだ理由は以下の通りである。福沢は、西洋の先進的な近代文化を日本の人々に紹介し、日本の進むべき道を示した。また教育者として、慶鷹義塾をつくり、これから先の日本を背負う若者を育てていこうとした。福沢が、日本の文明開化の指導者と言われるのも当然であろう。このような活動を行った福沢が考え出した日本の天皇のあるべき姿はどのようなものであろうか、関心を持った。 植木枝盛は戦前までは殆んど知られていなかったが、自由民権運動の実践家かつ理論家である。彼は政治社会に身を投じたばかりの時に、明六社演説会や三田演説会の両方を通して、福沢から大きな影響を受けるが、やがて福沢のエリート意識を受け入れ得なくなり、福沢に対し強く反発するようになるO彼は生涯民の立場に立ち徹底的な自由と民権を追求するために、厳しく政府を批判し、政府を敵に回し勇ましく戦ってきた熱血漢である。晩年には、政府に対する妥協と思想における後退が見られるものの、自由を求める信念は少しも変わっていない。 自由民権運動に危倶を抱くようになる福沢と自由民権運動に献身した植木の思想に関心を持った私は、この対照的な二人がそれぞれ捉えた天皇のあるべき姿はどのようなものであるかを明らかにしたいと考えた。考察を通して、天皇家が時代を超えて持続してこられた理由につながるものを見つけたいと考える。 |
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出版者 | ||||||||
出版者 | 岩手大学大学院人文社会科学研究科 | |||||||
登録日 | ||||||||
日付 | 2008-09-30 | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.15113/00013082 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
NCID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AA1118785X | |||||||
書誌情報 |
岩手大学大学院人文社会科学研究科研究紀要 巻 17, p. 109-126, 発行日 2008-07 |