@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00013193, author = {北村, 一親}, journal = {Artes liberales}, month = {Jun}, note = {本稿は18世紀前後の約百数十年間にロシアへ漂着した日本人漂流民1)に関して主に日本語資料2)の観点からまとめた北村2005の続編(本稿では標題の「語彙集」という名称を廃して,「語彙」とした)であり,18世紀の後半に盛岡藩(「南部」3)藩と通称する)の領民が漂流の果てにロシアの地に住み着き,その二世が当時,シベリア辺りで使われていた方言混じりのロシア語への対訳というかたちで父親から伝えられた日本語の書き言葉を仮名文字で書き記しただけではなく,話し言葉(即ち,当時の東北地方の方言的要素を多く含むと想定される言語)をロシア文字(キリル文字)で書き留めた露和語彙(本稿ではこの稿本の露和語彙を『タタリノフ(露和)語彙』と呼ぶ)の口語日本語を考察したものである。筆者は『名古屋・方言研究会会報』(2009年5月刊行予定)所載の拙稿にて『タタリノフ語彙』の日本語方言を考察したが,本稿はこれに第1章の「アンドレイ・タタリノフと「南部」漂流民について」を加えて増補・改訂したものである。}, pages = {1--29}, title = {18世紀のアンドレイ・タタリノフ露和語彙の研究(第2部)}, volume = {84}, year = {2009} }