@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00013770, author = {加藤, 孝義 and 田中, 潜次郎 and 菅野, 幸宏}, journal = {Artes liberales}, month = {Jul}, note = {東北地方の主要な都市について, その地理的環境を中心としてみた場合, 人々がどのようなイメージを抱いているかを, 盛岡在住の評定者を対象として調べ, その結果を多次元分析などを用いて眺めてみた。まず地理的感覚についてみると, 青森, 仙台は距離的に実際よりも近いと感じられていること, 山形の位置がかなり日本海側にあると思われていることなどが主な傾向であった。また都市に対するイメージは, F都市化」のイメージに集中する都市, 「地方的」イメージに集中する都市のように, ある単純化されたイメージに集中する都市, イメージがはっきりせずに分散する都市に分類される。また八戸市のように, 都市のきたなさにイメージが集中するか, 地方的と想像されるかによってイメージが分極化する都市のような特異な例もあることが知られた。東北の都市のイメージを要約すれば, 「北は悪く, 南は良い」という面と, 「都市化」と「非都市化」(地方的)の二つのイメージによって都市のイメージが構成されているようにみえること,東北の都市の中では,八戸市は特異なイメージをもたれていること,などが分った。とくに山形市は, 東北のほかの都市とは同一次元で比較できない性格をもっているとみられるが, 評定者達が最も知識をもちあわせていない都市であるためであることに原因があるのか, ほかの理由によるのかは明らかでない。仙台市は「都市化」や「住みたさ」の点で,圧倒的にほかの都市とかけ離れた位置にある, などが今回の調査で明らかになった点である。}, pages = {121--131}, title = {東北の都市のイメージ}, volume = {32}, year = {1983} }