@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00014118, author = {立花, 正男 and 山本, 一美 and 佐藤, 真 and 菊池, 信夫 and 藤井, 雅文 and 佐々木, 亘}, journal = {岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要, The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices}, month = {Mar}, note = {立花(2012)は,岩手大学教育学部属実践総合センター研究紀要において,空間概念を育成する指導の中で,「空間図形を平面上に表す方法はいろいろある。例えば,目に見るのと似た形にかく見取図,切り開いた形をかく展開図,ある方向から見た図を組みあわせてかく投影図などである。これらはすべて,3次元のことを考えるために使われるもので,2次元の世界で表現された見取図などの情報を3次元の空間図形として的確にとらえることが必要になる。しかし,見取図,展開図,投影図は空間図形を平面に表現する有用な手段であるが,これらの1つ1つは空間図形の情報を100%正確に表現することは不可能である。空間図形を平面上の表現するに当たり,何かの情報が失われることになる。したがって,空間図形を平面に表現したり,逆に平面図形で表されたものから空間図形をとらえ直すときは,他の表現で補足したり,自分のもっているイメージや数学的論理で補っていくことが必要である。つまり,算数・数学の指導においては,見取図,展開図,投影図を知識として覚えることが第一の目的にあるのではなく,空間観念を育成することが最終的な目的になるものである。」と指摘した。さらに,その中で,「見取図,展開図,投影図は空間図形をとらえるための手段であるが,どれをとっても空間図形を正確に表すことができないものである。これらの表し方を活用して,空間図形をとらえようとする我々は,それぞれの欠点を補いながら,空間図形の構成要素やそれらの関係についてしっかり考察しておくことが必要である(下線は引用において追加)。」と指摘している。 今回は,このことを踏まえ,空間概念を育成するために具体的にどのような指導が大切であるかについて検討することとする。}, pages = {89--99}, title = {空間概念を育成する指導(Ⅱ)}, volume = {15}, year = {2016} }