@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00014985, author = {立花, 正男}, journal = {岩手大学大学院教育学研究科研究年報, Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education}, month = {Mar}, note = {本稿は,小学校第5学年で学習する混み具合の指導実践である。全国学力・学習状況調査の結果から, 児童の混み具合の達成状況が思わしくないことが指摘されている。全国調査では,混み具合を求めるための除法の結果の意味を問う問題を平成25年度と平成30年度に数値は違うが同じ形式で出題しているが,正答率は5割程度にとどまっており,児童の達成状況が改善されていない状況である。筆者は,多くの小学校で実践されている混み具合の指導が,混み具合の比較のための計算になっており,なぜその考え方で比較できるのかを児童が考える機会がないことがこのような達成状況になっている原因ではないかと考えた。これについて学習指導要領の解説には,混み具合が等しい時はどのような状況の時であるかを指導することの必要性が記述されている。しかし,それが教科書にはのっていないため,多くの小学校では指導されていない実態もある。  そこで,本実践において,混み具合が等しいと判断するときの考え方を顕在化させ,それが最小公倍数や1あたり量を計算して混み具合を比較するときの根拠であることを指導した。この実践は,児童が最小公倍数や1あたり量を求めることの根拠について考えるようにして,数値化したことがどのような意味があるかを考える授業の提案である。}, pages = {153--166}, title = {混み具合の指導}, volume = {4}, year = {2020} }