@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00015159, author = {三浦, 悠 and 大橋, 唯太 and 名越, 利幸 and 那須川, 徳博 and 寺尾, 徹}, issue = {4}, journal = {天気}, month = {May}, note = {本研究では,局地風「肱川あらし」の発達とgap地形(地峡部)の水平気圧傾度との関係を明らかにするため,2017年度の寒候期5か月間,大洲盆地から伊予灘沿岸までつながる肱川の谷筋で気象観測を実施した.谷筋内にあるgap地形を境界に,盆地を含む上流側では静穏な一方で,gap内に入ると1〜2km下流の短い距離で地上風が増強していた.肱川あらし発生時の大洲盆地と谷筋最下流の長浜との海面気圧差の絶対値は,日中に現れる海風の1.4倍,風速は2倍程度に及んだ.gap内の上流側が特に狭い地形(最狭部)となっており,肱川あらしの風速はその間の水平気圧傾度に強い感度をもち,気圧傾度の大きな状態が早朝まで持続するほど肱川あらしは強く発達していた.gap最狭部の水平気圧傾度の大きさと肱川あらしの発達が,連続の式やベルヌーイの定理を用いて理論的に説明された.}, pages = {225--237}, title = {長期観測でみられた局地風「肱川あらし」の発達とgap地形(地峡部)の水平気圧傾度との関係}, volume = {67}, year = {2020} }