@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00015667, author = {髙田, 麻美}, journal = {岩手大学大学院教育学研究科研究年報, Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、東京教育博物館が1880年代に推進した教具の普及に関して、その実施方針と実施過程とを検討することにある。小学校教則綱領が暗記暗誦型の教授法から実物教授への転換を要請したことに伴い、教具に対する需要が全国的に高まった。東京教育博物館は「意見書」の通り、複数の民間業者と提携して実験器具の斡旋を開始した。一方、標本に関しては、民間業者が台頭するまでの過渡期において、同館が「中継ぎ」的に作製にあたった。府県においても、さまざまな方法を駆使して教具の入手に努めた。こうして国産の教具が普及したことに伴い、実物教授が徐々に学校に浸透していった。一方、「意見書」は府県の事情や専門家の意見をふまえながら教具の改善を継続的に検討する必要性を提言したものの、同館が教具の普及活動を優先したために、頓挫した可能性があることを指摘した。}, pages = {39--54}, title = {1880年代の東京教育博物館における教具の普及活動:実験器具と標本を中心として}, volume = {6}, year = {2022} }