@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00015684, author = {藤井, 義久}, journal = {岩手大学大学院教育学研究科研究年報, Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,「児童版いじめ対処行動尺度」を開発することを通して,児童がいじめ目撃場面においてどのような対処行動を取っているか,その実態について明らかにするとともに,そうした「いじめ対処行動」が個の性格や学級適応感によってどのように異なるか検討することであった。調査対象は,小学4~6年生520名(男子276名,女子244名)であった。まず,項目分析および因子分析によって,最終的に「問題解決行動」,「援助要請行動」,「観衆的行動」,「傍観者的行動」という4つの下位尺度,計26項目から成る「児童版いじめ対処行動尺度」を開発した。そして,この尺度を用いて,いじめ対処行動と個の性格との関連性について重回帰分析によって検討したところ,特に責任感が強く,物事に積極的に取り組もうという「統制性」傾向の高い児童ほど,いじめ目撃場面において「問題解決行動」や「援助要請行動」といった望ましい対処行動を取りやすいことが明らかになった。一方,いじめ対処行動と学級適応感との関連性においては,特に学級において教師や友人から信頼されたり受容されたりする感覚である被信頼・受容感が高い児童ほど,いじめ目撃場面において「問題解決行動」を取りやすく,学級において充実感が高い児童ほど「援助要請行動」を取りやすいことが明らかになった。}, pages = {261--269}, title = {児童のいじめ対処行動に関する研究}, volume = {6}, year = {2022} }