@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00008903, author = {平原, 英俊 and 會澤, 純雄 and 桑, 静 and 藤崎, 聡美}, journal = {岩手大学平泉文化研究センター年報, Hiraizumi studies}, month = {Mar}, note = {世界遺産「平泉」について、歴史、考古学及び理化学分析等の学際的研究を推進する「岩手大学平泉文化研究センター」を設置し、平泉文化研究センターでは東アジア文化を反映しつつ形成された平泉の文化的諸形象の国際的な意義の解明、平泉の学際的・国際的研究の進展や文化遺産を活かした地域振興を目的とし、平泉文化の学術研究を行っている。古代遺跡は驚くべき過去の文明について手がかりを与えてくれるが、2011年東日本大震災による自然災害また昨今の台風等による遺跡の崩壊、他国では戦争また開発放置等の人的被害よって失われる危険にさらされている。  我々は、遺物・遺構などの研究史料を高速かつ高精度に分析、解析するツールが必要不可欠と考え、遺跡・地形・遺構等の三次元座標を瞬時に高精精度で取得するための「3Dレーザースキャナ装置」を導入し、遺物と文化財等の歴史、そして考古学評価に向けた文理融合研究を展開している。3Dレーザースキャナ装置では、レーザースキャナによって離れた地点から遺跡・地形・遺構等の三次元座標を高速に高密度な点群データとして一定の間隔において瞬時に3次元の座標を高精精度で取得し、点群からワイヤーフレームやポリゴンなどのモデルを作成することによって3Dデジタルデータとして保存することができる。また、同時に撮影したデジタル画像を3Dデジタルデータに貼付けることによって、本物に近い質感で地形を再現することができる。本装置により、貴重な遺物・遺構の現状寸法をデジタルデータで保存するため、文化財産を長年にわたって、正確に受け継ぐことが可能となり、そのデータから関連した歴史を解明することが期待される。そこで本研究では、平泉柳之御所発掘現場と無量光院跡の3Dレーザースキャナによる三次元計測を行い、高精度で形状や地理情報を取得し、3Dスキャンデータをデジタルアーカイブ化することを検討した。なお、本稿掲載の写真については、岩手県教育委員会平泉遺跡群調査事務所、平泉文化遺産センター、毛越寺より使用に際して快諾を頂いた。記して謝意を表する。}, pages = {121--140}, title = {3Dレーザースキャナを用いた平泉柳之御所遺跡と無量光院跡の三次元計測}, volume = {2}, year = {2014} }