@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00008904, author = {會澤, 純雄 and 桑, 静 and 平原, 英俊 and 沈, 岳明 and 徐, 軍 and 徳留, 大輔}, journal = {岩手大学平泉文化研究センター年報, Hiraizumi studies}, month = {Mar}, note = {ポータブル複合Ⅹ線分析装置(図1、2)は一定波長のⅩ線を分析試料に照射すると、散乱されたⅩ線は、物質の原子・分子の配列状態によって、物質特有の回折パターンを示す。この回折パターンから物質を構成している成分の格子定数を知ることができる装置である。そして、本装置はXRD(Ⅹ線回折)、XRF(蛍光Ⅹ線)の2種類の分析を同一ポイントで行うことができるポータブルⅩ線回折・蛍光Ⅹ線分析装置(Portable Ⅹ-ray diffractometer equipped with XRF,XRDF)で0°から60°の範囲内の角度にⅩ線管と検出器を動かすことができる。一般に試料の材質の同定、堆積物に含有しているあるいは基盤岩を構成している鉱物を同定するのに利用され、土器や磁器中に含有する鉱物の基礎的研究として活用できる。本装置の特徴として非破壊、非接触の分析法で、移動、搬出の制限されている遺物や文化財などの考古試料、いわゆる持ち出し禁止のものであっても、その場で迅速、正確に同定、解析できることができる。測定対象の大きさ、形状に制限がほとんどないため、測定対象が大型,異形であっても、破壊や裁断、分割することなく、そのまま測定できる。  本研究では、岩手大学平泉文化研究センターと中国浙江省文物考古研究所において国際共同研究を行っている。2012年12月に岩手大学で開催した平泉文化研究センターと中国浙江省文物考古研究所との共同研究会議において、国際共同研究の一環として中国浙江省文物考古研究所が所有している考古陶磁器等の化学構造や科学情報を調査分析することとなった。そこで、岩手大学平泉文化研究センターが所有するポータプル複合Ⅹ線分析装置を浙江省文物考古研究所へ持ち込み、考古資料陶磁器を持ち出すことなく研究所内で考古陶磁器の元素分析を行った。}, pages = {141--145}, title = {ポータブル複合Ⅹ線分析による浙江省陶磁器の元素分析}, volume = {2}, year = {2014} }