@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009084, author = {艾乃吐拉, 木合塔尓 and 壽松木, 章 and 小森, 貞男}, issue = {4}, journal = {園芸学研究}, month = {Jan}, note = {エチレン作用阻害剤の1-MCPが我が国のリンゴ果実の貯蔵性に及ぼす影響について, 早生品種の‘さんさ’, 中生品種の‘ジョナゴールド’および晩生品種の‘ふじ’の収穫適期の果実を用いて検討した. その結果, 3品種とも1-MCP曝露処理により果実のエチレン生成は顕著に抑制されたが, 貯蔵品質に及ぼす効果は品種により異なった. 早生品種の‘さんさ’では, リンゴ酸含量の低下はやや抑制したものの, 果肉硬度の低下は抑制せず, 鮮度保持効果は処理後1か月程度であった. また, 1-MCP処理は収穫後3日以内に行わないと効果が認められなかった. それに対し, 中生品種の‘ジョナゴールド’では収穫当日処理から収穫後7日目処理まで, 果肉硬度, リンゴ酸含量とも処理後2か月まで保持効果が認められた. 特に, 果皮の油あがりが顕著に抑制された. 晩生品種の‘ふじ’では, ‘ジョナゴールド’と同様, 1-MCP処理果実は貯蔵後2か月目まで収穫時の硬度を維持しており, また, みつ入りも当日処理では2か月後まで, 収穫後3日目および7日目処理でも対照区より多く維持する傾向にあり, 鮮度保持効果が認められた. この結果は, 従来CA貯蔵など長期貯蔵が困難であった暖地型の完熟‘ふじ’果実の長期鮮度保持が可能になることを示しており, 今後の貯蔵技術に大きな影響を及ぼすことが示唆された.}, pages = {439--443}, title = {1-メチルシクロプロペン (1-MCP) 処理がリンゴ3品種の貯蔵性に及ぼす影響}, volume = {4}, year = {2005} }