@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009093, author = {庄野, 浩資 and 関, 朝美 and 松嶋, 卯月 and 小出, 章二 and 武田, 純一}, issue = {3}, journal = {農業情報研究}, month = {Jan}, note = {切り花リンドウの市場価値を低下させる大きな要因の一つに老花の存在がある.老花とは,既に花弁内で受粉した花を意味し,市場に出回るまでに本来の花色から赤褐色に変化するため,個体全体の外観を大きく悪化させる危険性が高い.このため,採花から出荷までの間に老花を早期に検出して除去する必要がある.現状では,岩手県の主力品種である‘安代の夏’を始めとする多く品種において,目視による外観の観察によって老花を検出しており,その精度は作業者の熟練度に依存する.しかし,受粉直前の若花と受粉後間もない早期の老花との外観的違いは非常に小さく,結果として老花の除去が不十分なまま出荷せざるを得ない状況にある.その一方では,外観の精査によって老花の早期検出が可能な熟練栽培者も少数ながら存在する.このため,その個人的技術の普及が期待されるが,そのためには,感覚的かつ主観的な判別方法を客観的に解明することが必要となる.そこで本研究では,外観を構成する要素の中でも特に“花色”,すなわち花弁の分光放射輝度に注目し,その若花と早期の老花における違いが簡易測定法により検知可能か否かを‘安代の夏’を対象に可視域から近赤外域に渡って検討した.その結果,特に,720 nm近辺の波長域において,若花と早期の老花の分光放射輝度間に有意な差が認められた.本波長域は市販のビデオカメラなどで撮像が可能であるため,将来的に同波長域の画像撮影による老花の早期検出装置を安価に開発することが可能と期待される.}, pages = {181--187}, title = {切り花リンドウ花弁の分光放射輝度の簡易測定による老花早期検出の可能性に関する検討}, volume = {16}, year = {2007} }