@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009106, author = {阿部, 信之 and 橋本, 良二}, issue = {1}, journal = {日本林學會誌}, month = {Jan}, note = {母樹保残法更新面のコナラ当年生稚樹のガス交換特性について, 閉鎖林冠下の当年生や3年生稚樹および林縁の若木と比較した。また, 小形掘削機による地床処理にともなう土壌の圧密化が, 当年生稚樹の成長にどう影響するかを調べた。当年生稚樹では, 光合成の強光阻害は, 稚樹の発生場所にかかわらず, 認められなかった。更新面の当年生稚樹の光飽和光合成速度(P_)は, 林冠下の稚樹の3〜4倍あり, 生育日射量にともない大きく変化した。更新面の当年生稚樹で気孔コンダクタンス(g_s)の日中低下がみられたが, それほど顕著ではなかった。地床処理により, 土壌表層の容積重は, 20〜40%増大した。地床処理区では, 当年生稚樹の葉は厚く, P_は低かった。しかし, 当年生稚樹の日中のg_sは, 地床処理区で高く保たれ, 無処理区との間で成長量にちがいはなかった。以上により, コナラ当年生稚樹は, 更新面の強光および乾燥環境によく順応し, 土壌圧密化に対しても耐性をもつと考えた。}, pages = {7--14}, title = {母樹保残法更新面における微気象環境および小形掘削機による地床処理がコナラ当年生稚樹のガス交換特性に与える影響}, volume = {82}, year = {2000} }