@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009279, author = {比屋根, 哲}, issue = {129}, journal = {林業経済研究}, month = {Mar}, note = {林業生産の場としての森林は脈管系の労働手段であり,これはたえざる技術的労働と結合することによってその機能が発揮される。また,その構造は林型によって具体的に表現され,森林の労働手段的機能は,主に択伐や漸伐の林型の造成を目標とした森林施業を通じて発揮される。こうした林型の造成は,生態系に留意し,伐出技術と更新技術の統一等を趣旨とした,近年の森林生態学サイドからの提言等とも一致するものである。以上のような考察を経て,ここでは指標林の設定・活用を含む,森林のフィードバック制御としての照査法のエッセンスを生かした森林施業の照査システムを,それぞれの地域で,林分あるいは経営区単位で創造的に確立し,定期的な労働力の投入による森林の労働手段的機能の高度化を保障すべきことを論じた。また,これと併せて,すぐれた技能を有するフォレスターの量的,質的確保の課題の重要性を指摘した。そして道有林の施業方針を例にとり,その基本姿勢を評価するとともに,作業種を施業基準からはずすと,これまでの歴史的な施業上のノウハウが霧散化する恐れのあること等の問題点を指摘した。}, pages = {15--20}, title = {これからの森林施業の基本方向}, year = {1996} }