@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009414, author = {辻, まりこ and 江幡, 麻代 and 佐々木, 淳 and 倉持, 好 and 御領, 政信}, issue = {1}, journal = {岩手県獣医師会会報}, month = {Apr}, note = {孵化直後から頚の背後方屈曲(頚曲がり)を一過性に示す鶏群における脊髄灰白質背角領域の縮小化に着目し, この病変が頚曲がりに共通して認められるものか, あるいはこの個体特有のものなのかを, 5代目雛を用いて評価した. 実験鶏として, 発症鶏由来, 未発症鶏由来およびP2系1日齢雛の各5羽3群を設定し, それぞれ臨床症状の観察と剖検を行い, 脊髄5カ所(第二~三頚髄, 第七~八頚髄, 頚膨大部, 第三~四胸髄, 腰膨大部) および錯綜筋のヘマトキシリン・エオジン(HE) 染色標本を病理組織学的に観察した. 脊髄はさらにクリューバー・バレラ(KB) 染色標本を作製し, 脊髄全体, 灰白質全体および背角の横断面積を, 画像解析ソフトウェアを用いてそれぞれ測定した. 剖検所見では, 発症鶏由来および未発症鶏由来のすべての個体において頚部骨格筋における黄色水腫が顕著であったが, 未発症の個体は発症個体に比べてやや軽度であり, 病理組織学的検索では, 筋束間の水腫, 筋線維の硝子様変性, 筋線維の壊死・貪食像, 筋管形成などの再生性変化などが認められた. 発症および未発症由来雛の第二~三頚髄の灰白質における背角の割合はどちらも対照群より有意に低かったが, 脊髄全体における灰白質の割合は, いずれの部位においても各群の間に有意差は認められなかった.}, pages = {20--24}, title = {頚曲がり鶏群における神経系病変の病理学的検索}, volume = {39}, year = {2013} }