{"created":"2023-05-15T12:04:57.137705+00:00","id":9556,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"b848dac2-7882-4ed0-98a5-213f6ef8c9e8"},"_deposit":{"created_by":3,"id":"9556","owners":[3],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"9556"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009556","sets":["1504:1511:1512"]},"author_link":["91058","91057"],"item_26_alternative_title_24":{"attribute_name":"その他の言語のタイトル","attribute_value_mlt":[{"subitem_alternative_title":"ウシでのグレリン分泌と成長ホルモン分泌におけるエンドセリン、ガストリン、およびガストリン放出ペプチドの作用機構"}]},"item_26_biblio_info_7":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2012","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"132","bibliographicPageStart":"1","bibliographic_titles":[{}]}]},"item_26_date_6":{"attribute_name":"登録日","attribute_value_mlt":[{"subitem_date_issued_datetime":"2012-10-22"}]},"item_26_date_granted_32":{"attribute_name":"学位授与年月日","attribute_value_mlt":[{"subitem_dategranted":"2012-03-23"}]},"item_26_degree_grantor_31":{"attribute_name":"学位授与機関","attribute_value_mlt":[{"subitem_degreegrantor":[{"subitem_degreegrantor_name":"岩手大学"}],"subitem_degreegrantor_identifier":[{"subitem_degreegrantor_identifier_name":"11201","subitem_degreegrantor_identifier_scheme":"kakenhi"}]}]},"item_26_degree_name_28":{"attribute_name":"学位名","attribute_value_mlt":[{"subitem_degreename":"博士 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第3章から第6章では、ホルスタイン雄授乳仔牛および4~9ヶ月齢ホルスタイン去勢牛を用いた動物実験について述べる。第3章の研究目的は、エンドセリン-3(ET-3)投与によって引き起こされるグレリンとGHの分泌やグルコース代謝変化に関与する受容体を明らかにすることである。ET-3は、投与用量に依存してアシルグレリン、全グレリン、および、グルコースの濃度を有意に上昇させ、体重kgあたり0.4、0.7、または1.0μgのET-3投与により、GH濃度が増加した。その増加の程度は、0.7μgの方が1.0μgより大きかった。また、IRL1620もET-3と同様の効果を示し、血漿中のグレリン、GH、およびグルコースを上げることから、ET-3の反応にETB受容体が関与していることが明らかになった。また、ET-3で誘起される血漿GH上昇は、[D-Lys3]-GHRP-6により阻害されることから、ET-3によるGH分泌刺激にGHS-R1aの関与が確認された。\n 第4章では、去勢牛の静脈内に硫酸化ガストリン-34を投与し、血漿中のグレリン、GH、インスリン、グルカゴン、およびグルコース等の濃度変化を調べた結果を述べる。アシルグレリンと全グレリン濃度は、ガストリンの投与量に依存して有意に増加した(P<0.05)。GH濃度もガストリン投与で増加するが(P<0.05)、高投与量20μg/kgでは、投与量4.0μg/kgよりGHの増加分が低かった。また、インスリン濃度は、3種の異なる投与量のガストリンでいずれも15分以内に減少し(P<0.05)、最終の血液採取時間まで低濃度が持続した。一方、ガストリンはグルカゴンおよびグルコースの濃度に何ら影響しなかった(P>0.05)。\n 第5章では、様々な種類のガストリンによる血漿グレリンとGHの濃度変化を調べ、それらの離乳前後での変化を研究した。また、ガストリンによる内因性のグレリン分泌とGH分泌の関係を調べた。離乳前の仔牛における血漿GH濃度は、硫酸化ガストリン-17の投与後、15-20分で有意に増加した(P<0.05)。しかし、アシルグレリン変化は仔牛間で変動が大きく、有意な結果は得られなかった。離乳後の仔牛では、血漿中のグレリンとGHの濃度は硫酸化型および非硫酸化型ガストリン-17の投与によって、同程度に増加した。ガストリン-17による増加は、硫酸化型では10分間持続するが、非硫酸型では5分しか続かなかった。一方、硫酸型ガストリン-9は、血漿中のグレリンとGHの濃度になんの影響も起こさなかった。さらに、[D-Lys3]-GHRP-6の同時投与は、ガストリンで誘起されるGH分泌を阻害しなかった。最後の結果は、ガストリンによるGH分泌増加がグレリン・GHS-R系とは無関係であることを示唆している。\n 第6章においては、ボンベシン様ペプチドが離乳前後のウシ血漿中のグレリン、GH、インスリン、グルカゴン、およびグルコースの濃度に及ぼす影響を調査し、それらがどの受容体を介して起こるか調べた。GRPまたはニューロメジンC(NMC)の離乳去勢仔牛における静脈投与は、両ペプチドとも5分以内にGHおよびインスリンの濃度を増加させた。NMC投与は、GH変化では1.0μg/kg、インスリン変化では0.2μg/kgで有意な結果が認められた。血漿グルコースは、NMC投与直後あるいはGRP投与直後に基礎濃度以上に増加するが、すぐに基礎濃度以下に減少した。NMCとN-GRP-EEの同時投与は、NMCによるGH、インスリン、およびグルコース等の変化を完全に阻害したが、NMCと[D-Lys3]-GHRP-6の同時投与はNMCによるGH分泌を阻害しなかった。また、ニューロメジンB(NMB)あるいはN-GRP-EEの単独投与は血漿ホルモンやグルコースの濃度に全く影響を及ぼさないことから、GRPおよびNMCによる効果はGRP受容体を介していると予想される。NMC投与が誘起するGHとインスリンの変化量は離乳前後で同程度だったが、変化の持続時間は離乳前が離乳後より長かった。一方、グレリン濃度の変化は認められなかった。\n この論文では以下が明らかとなった。(1)去勢牛におけるET-3の投与は、ETB受容体を介する内因性グレリン分泌を起こさせ、GHの分泌が誘起される。(2)ガストリンの2つの主成分であるガストリン-17とガストリン-34は、グレリンとGHの分泌を増加させるが、その活性にはガストリンの硫酸化は無関係で、離乳前後に大きな違いはない。また、GHの分泌にグレリンとGHS-R1aは関与していない。(3)離乳前オス仔牛と離乳後の去勢牛において、GRPとNMCはGRP受容体を介してGH分泌を増加させる。","subitem_description_type":"Other"}]},"item_26_dissertation_number_33":{"attribute_name":"学位授与番号","attribute_value_mlt":[{"subitem_dissertationnumber":"甲第552号"}]},"item_26_full_name_3":{"attribute_name":"著者別名","attribute_value_mlt":[{"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"91058","nameIdentifierScheme":"WEKO"}],"names":[{"name":"趙, 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