@techreport{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009642, author = {高橋, 正気}, month = {Feb}, note = {文部科学省特別教育研究費 事業名「磁性を用いた非破壊検査に関するユニバーサルネットワークの構築」, 1977年8月から1年間文部省在外研究員としてStuttgartのMax-Planck研究所Kronmuller教授のもとで過ごした。私は研究者としては駆け出しのころで、赴任した岩手大学でも東北大学博士課程での研究テーマ金属間化合物の「誘導磁気異方性と転位」の研究を継続していた。Kronmuller教授は長年鉄、ニッケル、コバルトなどの単体金属の「磁性と転位」の研究してきたこの分野の世界的な権威者であった。「磁性と転位」という共通点はあったが、単体金属と金属間化合物では相互作用のメカニズムは全く異なる。Kronmuller教授は彼らの研究成果を非破壊評価に応用することを目指していた。私は実用化の研究には全く関心がなく、滞在中はこの問題に距離を置いていた。帰国後も私の興味は専ら学術的な研究であった。その後十数年間金属間化合物の磁性と転位の研究を続けた。その間、時代は社会に役立つ研究を求める風潮が強まっていった。私もこうした風潮に対応せざるをえなくなった。2001年に「磁性と転位」の研究を金属材料の非破壊評価に応用するため、金属材料保全工学研究センターを設立した。原子炉圧力容器の経年劣化に対する非破壊検査のための基礎研究を行う省令施設である。Kronmuller教授の考えの具現化でもあった。彼は常に適切な助言と強い励ましを寄せてくれた。}, title = {磁気利用非破壊評価国際ネットワークにおけるランドロビン試験 - 磁性を用いた非破壊評価の基準化 -}, year = {2009} }