@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009840, author = {古住, 光正 and 須藤, 武 and 阿部, 正良 and 藤原, 忠司 and 大塚, 尚寛}, issue = {146}, journal = {骨材資源}, month = {Jan}, note = {コンクリート構造物にひび割れが発生すると、構造物の耐力、耐久性、防水性、気密性などを著しく低下させ、美観を損なうなどの種々の有害問題を引き起こす。そのた め、これら構造物に対して、補修や補強が行われる。しかし、補修と補強とは、本来異なる作業である。前者は、ひ び割れの発生によって損なわれた、コンクリート構造物 の耐久性や防水性を回復させるのに対し、後者は、耐力 低下を回復させる行為とされている1)。  従来のひび割れ補修工法には、ひび割れ面に塗膜を構成させる表面処理工法、注入機(インジェクター)を用いてひび割れに充填材を圧入する注入工法、およびひび割れに沿ってコンクリートをカットし、その部分に補修材を充填する充填工法などがある。これらの工法は、コンクリート躯体の種類、ひび割れの規模、あるいは施工場所によって使い分けられている。しかし、いずれも一長一短がある。例えば、表面処理工法は、外観をきれいに修復するが、ひび割れ内部まで補修することは難しく、また、圧入工法は、ひび割れ内部を修復するが、一部に負圧を生じるため、完全充填は難しい。そのため、より優れた補修工法の検討が望まれている。 筆者らは、これまでに、コンクリート構造物のひび割れ補修に関する基礎的な研究として、真空注入方式を提案し、併せて同方式で用いる新しいセメント系補修材の開発を検討してきた2)、3)・4)、5)。 本報では、そのうち、真空注入方式の実用性の可否を実験的に検討し、併せて同工程で用いるひび割れ探知計を考案したので、これらについて報告する。}, pages = {65--70}, title = {コンクリート構造物のひび割れ補修に関する研究(第1報)-セメント系補修材の真空注入方式の検討-}, volume = {37}, year = {2005} }