@article{oai:iwate-u.repo.nii.ac.jp:00009841, author = {今井, 忠男 and 古住, 光正 and 鴨志田, 直人 and 杉本, 文男 and 山崎, 貴博 and 大塚, 尚寛}, issue = {146}, journal = {骨材資源}, month = {Jan}, note = {砕石業の経営においては、採石場から高品位の砕石を長期間安定的に供給できることが、最も重要なことである。採石場を長期的に経営するためには、鉱山経営と同様に、鉱区内の砕石の品位分布および鉱量の推定をもとにした、長期的な採掘計画が必要となる。また、近年、多くの地方自治体において「景観基本計画」および「景観条例」等が策定され、露天掘りの採石場では、採掘計画に景観をも考慮しなくてはならない状況にある。 しかしながら、小規模の砕石業者にとって、従来の手法で上述のような品位や鉱量の分布を基に、景観を考慮した採掘計画を立案することは、技術的にも経済的にも困難なことである。 本研究の目的は、景観を考慮した長期の採掘計画を立案するための、簡易的な支援システムを提案することにある。本採掘計画を立案するにあたって必要なデータは、 ①鉱区内の品位分布データ、②鉱量の推測およびコンピ ュータで景観を予測するための採石場およびその周辺の 数値化された地形データである。本研究では、これらデ ータを簡易的に取得できる手法を採掘計画支援システム と考え、この手法について検討した。 採石場の品位分布データを得るには、採石場各点の岩盤の品位を評価し、さらにその位置を測量しなければならない。従来の測量法(トランシットや光波測量器)を用いては、この作業は多くの労力と時間が必要となる。 また、採石後の景観を予測するためには、採石場の数値化された地形データ(緯度、経度、標高、以下では地形データ)を得なければならない。地形データを得るには、従来では空中写真測量が用いられており、現在ではレーザー測量1)も有効となって来た。しかし、両者とも高額なため容易に実施できない。 これら採掘計画に必要な測量データを簡易的に得ることができれば、多くの採石現場で採掘計画が立案され易くなると思われる。 本研究では、測量精度は落ちるが、GPS測位法2)および地上デジタル写真測量法3)など簡易測量法によって、採石場の品位分布データおよび地形データを取得し、これらデータを用いて景観を考慮した採掘計画を立てる手法について検討した。 具体的には、一例となる採石場を対象にし、GPS測位法およびシュミットロックハンマによる岩盤評価法を用いて、採石場の品位マップを作成した。また、地上デジタル写真測量、GPS測量、数値地形図データの3つの地形データを組合せて、採石場およびその周辺の地形データを取得した。これらのデータを用い、この採石場に対する模擬的な採掘計画および採掘後の景観予測をおこない、本法の有効性について論じた。}, pages = {71--78}, title = {地上デジタル写真測量及びGPSを用いた砕石場における採掘計画の支援システム}, volume = {37}, year = {2005} }