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C. R. Cloninger の TCI 理論と“あがり”の心理学(Ⅰ) : 不安と“あがり”の関係
https://doi.org/10.15113/00010640
https://doi.org/10.15113/000106401fb87573-40a0-4803-a7b3-df64d9026a68
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||
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公開日 | 2010-03-11 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | C. R. Cloninger の TCI 理論と“あがり”の心理学(Ⅰ) : 不安と“あがり”の関係 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | A Psychological Research of“ Agari” and TCI Theory | |||||||||
言語 | en | |||||||||
著者 |
藤原, 哲
× 藤原, 哲
× 菅原, 正和
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著者別名 | ||||||||||
姓名 | FUJIWARA, Satoshi | |||||||||
著者別名 | ||||||||||
姓名 | SUGAWARA, Masakazu | |||||||||
著者(機関) | ||||||||||
盛岡市立松園小学校 | ||||||||||
著者(機関) | ||||||||||
岩手大学 | ||||||||||
Abstract | ||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||
内容記述 | 心理学における「不安」の研究には膨大な蓄積があるが、“あがり”は「不安」に比して一過性であり、神経生理学的指標を用いれば一見取り扱い易いように見える。しかし“あがり”に対応する英語の定訳はなく,定義はまだ曖昧である(有光,2001,2005)。大勢の人前での発表,入学試験,大舞台や大試合のとき等,人は所謂“あがり”を経験する。プレッシャーに耐えられず、準備し考えていたことがどこかに飛んでしまって、頭が真っ白になる人がいる一方、めったに“あがらない”人も確かに僅かながらいる。“あがり”のメカニズムを科学的に究明しようと試みるようになったのは東京オリンピック以後であり、あがってしまい萎縮して普段の力が発揮出来なくなる日本人と、本番に力を発揮する欧米選手との違いが注目された。ところで“あがり”の定義は様々である(例:不安は「不結果(最悪の事態)に対する恐れに支配されて,落ち着かない様子」とある一方、“あがり”は「血が頭に上がる意,のぼせて普段の落ち着きを失うこと」(金田一ら,1997)とある。スポーツ研究を通して市村(1965)は,「スポーツ競技前に経験される自律神経系の緊張,心的緊張,運動技能の混乱,不安感情といった要因の複合的な心理学的および生理的現象」とし,野和田(1994)は,不安との関係を重視し「実際の、あるいは潜在的な他者の存在によって評価の対象となる状況において生理的変化をともない、行動の結果を予測することから生じる不安感や期待感を含んだ状態」と定義している)。“あがり”には,自分が評価される場面において他者を意識し,身体的,生理的な変化を伴う。有光の「当落や社会的評価など自分自身に否定的評価を受ける場面で,他者を意識し,責任感を感じ,自己不全感,身体的不全感,生理的反応や震えを経験することであり,状況によって他者への意識や責任感の程度が変化すること」(有光,2005)という定義はよく纏まっている。菅原(1984,2005)は,“あがり”を「コミュニケーション不安」のなかの,人前で自信がもてないときに経験する「対人緊張」というカテゴリーに含ませて考えている。“あがり”と混同されやすい情動語「緊張」は神経生理学的要素であり,“あがり”と不可分である。“あがり”を測定する尺度としては,スピーチ状況におけるPRCS(Personal Report of Confidence as a Speaker; Paul,1966 ), テスト状況におけるTAS(Test Anxiety Scale;Sarason,),コミュニケーション状況におけるSCAM(Situational Communication Apprehension Measure;McCroskey & Richmond, ),演奏状況におけるPAQ(Performance Anxiety Questionnaire; Cox &Kenardy,1982)等が用いられてきた。 | |||||||||
出版者 | ||||||||||
出版者 | 岩手大学教育学部附属教育実践総合センター | |||||||||
登録日 | ||||||||||
日付 | 2010-03-11 | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | jpn | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||
著者版フラグ | ||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||||
ID登録 | ||||||||||
ID登録 | 10.15113/00010640 | |||||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||||
NCID | ||||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||||
収録物識別子 | AA11844473 | |||||||||
書誌情報 |
岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要 en : The journal of Clinical Research Center for Child Development and Educational Practices 巻 9, p. 109-116, 発行日 2010-02 |
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ISSN | ||||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||||
収録物識別子 | 1347-2216 |