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宮沢賢治の「アレゴリー」?-現代思想の一焦点としての宮澤賢治-
https://iwate-u.repo.nii.ac.jp/records/12858
https://iwate-u.repo.nii.ac.jp/records/128587c6764c5-4f1d-4f5c-bf93-cca60f2d2993
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2010-03-24 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 宮沢賢治の「アレゴリー」?-現代思想の一焦点としての宮澤賢治- | |||||||
著者 |
池田, 成一
× 池田, 成一
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著者別名 | ||||||||
姓名 | IKEDA, Shigekazu | |||||||
著者(機関) | ||||||||
岩手大学人文社会科学部 | ||||||||
Abstract | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 宮沢賢治(以下賢治)が思想的関心を引きやすい文学者であることは誰しも認める所であろう。ここで「思想的関心をひきやすい」とは,賢治を文学者としてだけではなく一人の独自の思想家と考え,彼の思想を再構成しようとする試み,あるいは,特定の思想的立場から彼の作品にアプローチすることによって自らの思想の例証とする試み,あるいはその両者の混合を誘発しやすい作品群や伝記的事実を彼が残したことをさす。そもそも賢治が有名になるにあたって思想家・哲学者である谷川徹三が大きな役割を果たしたが,その後も梅原猛など,思想家・哲学者が賢治について発言する例は多い。また,文学研究者を自認するであろう人々の賢治論でも,現代思想を積極的に援用する例が多いのである。むしろこの傾向は近年強まっているように思われる。その例としては,ポスト・コロニアリズムまたはクレオール主義(西成彦,小森陽一),ソシュールやラカンなど(千葉-幹),ドゥルーズ=ガタリ(岡村民夫),ベンヤミンやアドルノ(中村三春)等があげられよう。さながら賢治は現代思想の実験場となっている感がある。このような文学者として他の例を探せば,ドイツのヘルダーリンが近い存在であろう。ヘルダーリンは彼自身が独自の思想家とみなされる面をもちながら,その文学作品にはヘーゲル的,ハイデガー的,マルクス的,ベンヤミン・アドルノ的等,多 様な思想的解釈がされているのである。 |
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出版者 | ||||||||
出版者 | 岩手大学人文社会科学部 | |||||||
登録日 | ||||||||
日付 | 2010-03-24 | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
書誌情報 |
言語と文化・文学の諸相 p. 59-77, 発行日 2008-03-21 |